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第20話 王子の仕事

Penulis: フクロウ
last update Terakhir Diperbarui: 2026-02-24 19:00:49

「各国への訪問の日取りはこのままで、と考えています」

 場がざわついた。口々に反対意見が述べられる。

「我が国を除く8カ国、そのうち特に隣国〈アヌ〉はすでに準備を進めているはず。我が国が襲撃を理由に日取りを遅らせれば、アヌ国の人々に影響を及ぼす可能性があります。それに、襲撃があったからという理由で揺らいでしまえば、それこそ他国に付け入る隙を与えるようなものです」

 みんなの動揺を鎮めるように、王子は落ち着いた穏やかな声で理由を話した。

 王はにやりと笑みを浮かべると、あごひげを触り続きを促す。

「ほう。お前がそういうのであれば、構わん。して、護衛はどうする?」

「私の周りで十分です。最近、紋章士の新しい仲間もできたことですし」

「王子! ダメです!」

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